SFC REPORT vol.1

水中での色の見え方について

第一回レポートとして「色」についてクローズアップしてみたいと思います。
「海の中では色はどの深さまで、またどのように見えているのか?」というのは、私達釣り人の立場だけでなく、漁業関係者の方々も含めてとても興味がある事でした。
これまではダイビングで潜った方々の話を聞く程度しか情報がなく、また、実際に肉眼で「色」を見る事など、設備等の問題もあり、とても無理なことと思っておりました。
今回、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の協力のもと、海の中でいろいろな色がどのように見えるかということを知ることができました。



上部にホワイト、センターに左から赤、オレンジ、黄、黄緑、緑、水色、紫、下部にブラックのプレートを無人の潜水ロボットを使って水中へ潜った際の色の見え方を検証していきます。


それでは水深3m〜50mまでの色の見え方を見てみましょう。


水深3m


水深10m


水深20m


水深50m

水深50mまでは肉眼でもはっきりと色のコントラストが分かります。既にこの水深で色に変化が現れているのが画面左端の赤色です。3m~10m、20m、50m、の時点で既に肉眼では黒色に変化しているように思われます。釣りでも私たちが凄く研究したかったのが、シルバー、ピンク、パール(白)、赤色が水の中ではどのように変化するのか興味を持っていました。まさに赤色は水深が深くなるにつれて黒く変化しているように思われます。黒色より赤色が変化して黒色に見えている方がより強い黒色に見えているようにも思えます。

さらに深く潜ってみましょう。


水深100m

ここでも左端の赤色はやはり黒く見え、右から二番目の白色はより鮮明に多色と比べ、はっきりとシルエットが見えるのが伺えます。弊社のジグのカラーリングでも、赤、パール、シルバー、を多く用いたカラーリングがあると思いますが、まさに明(シルバー、パール)暗(赤、青)を利用したカラーリングにマッチしている事に気付きました。



水深150m


水深200m

水深200m、ここで鮮明に見えるのは左端のポールバー(シルバー、アルミ系)がくっきりと映し出されているのがよくわかります。同様に、やはり白(パール系)も肉眼でよく見えていることがわかります。



水深260m

水深260m、この水深になると、人間の目では少し色が分かりにくいとは思われるが、魚類は人間の目と比較すると、魚種にもよるが数倍~数千倍視力が良いと言われている。従って、ここでもはっきりと分かりやすいのが、やはり白は捉えることができます。

今回のテーマ「水中での色の見え方について」はこのような研究結果が出ました。画像以外も貴重な動画映像もご提供して頂きました。
皆様、小さなお子様どうぞご覧下さい。

動画映像はコチラからご覧頂けます。

最後に:
弊社は高知県に所在地を置き、周りは太平洋があります。今回このような画像、映像を紹介頂き、このような海洋に係る研究が将来地の利を活かし水産、漁業関係の道へ進んで行く事もあろう未来の子ども達に、海で生きて行く上での教材となってくれる事を望みます。また、県や自治体の方々にもこのような画像、映像を見ていただくことで、過疎化が進む地方都市の活性化のヒントになればと思う次第です。
今回のテーマ「色について」のまとめとして、目立った色はシルバー、白、水色(?)が鮮明に捉えられていました。逆に、赤色がすぐに黒色に見え、深い水深でも黒色より黒く見えるようなシルエットを残し、画像として見れたところがとても驚かされました。
「黒より黒く見える赤!」
これは弊社でも研究してきた赤色だが、予想通り黒く見えたという事が実証された事は、大変嬉しく思いました。なぜなら弊社にあるヒートカラーはまさしく明暗を出すために考えたカラーリングだったのです。
このように画像、動画で色をはっきりと実験もないまま空想の世界であったものが、今回ルアー業界(ジギング)では日本初であろう色の実証が出来た事は今後のルアー業界に大きい影響を与えていくであろう。
今回ご協力頂いた海洋研究開発機構JAMSTEC様のご好意に厚く御礼申し上げます。


Vol.1
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